カナダのケベック州で看護師。英語8点からの大逆転!

語学嫌いから一転、カナダで看護師できるまでに成長しました。

カナダ(ケベック)での妊娠。ー不妊治療についてー

実は私今妊婦で、37週になります!

妊娠するまで苦労して、ついでに学生だったし、妊娠中に国家試験もフランス語の試験もあったしで、中々ハードでした!

ほんでこっちのシステムって日本とまぁ全然違うので、戸惑うことも多くて。。

私は日本で助産師で、こちらで看護師の免許を持っているので、一般の人よりも妊娠出産についての知識はあります。

その上でカナダと日本の妊娠(まだ出産はしてないので)の話、今日は産科へのかかりかた、不妊治療の仕方を話したいと思います。

今日は不妊治療の話。

まず、日本で不妊かも?って思ったら、すぐに産科なり、不妊専門のクリニックに行けたりしますよね。待ち時間も病院によるけど2週間くらい。

が、こっちは、まずすぐに専門医にたどり着けません。これはどんな病気でも同じですが、まずはmedecin de famille という、まぁ大きく言うと主治医に相談して、専門医へ紹介してもらうか、sans rendez-vousに行って専門医を紹介してもらうかです。

ほなちょっと一個嚙むだけやーん。簡単簡単。と思うかもしれませんが、そうでもない。

medecin de familleを見つけるのは中々大変で、普通に元気な30代だと、5年以上待ちます。

sans rendez-vousはすぐに予約がいっぱいになるので、朝一に病院にいって、下手したら6時間とか待ちます。たまに今日の受付はいっぱいやからまた明日きてーとか言われます。そこで明日の予約とかも取れません。わけわからん。

で、運よく医者に会えても、不妊治療受けれるまでは一年かかります。

年齢がどうであっても大体、一年は自然でって言われます。

一年たってまた医者のところに行って、専門医を紹介されるのですが、専門医に会えるまで、これといったもの(癌とか)ないと、六か月は待ちます。

そっから原因を見つけるために検査します。

日本だと女性のみの検査でも大丈夫ですが、カナダではカップルで原因を見つけるので、男性も精液検査は必須です。

そしてそこから人工授精になります。タイミング法とかはないし、漢方もないし、体位とかも勿論指導な無いです。

で、人工授精にいつ進めるかは不妊の原因によります。

で、体外受精にいつ進むかは医者と相談して決めてもいいし、直ぐに進んでもいいし、カップルの判断によります。ちなみに人工授精までは薬代以外は無料です。

私たちは人工授精一回だけで、直ぐに体外受精にしました。

私たちが治療したときは、体外受精に対しての保険はなかったので、全て自費でした。

5年前くらいまでは、3回までの体外受精は無料で、今は1回の体外受精は無料になってます。

結構コロコロ変わります。

んで、今は1回目の体外受精が無料になったので、患者さんが増えすぎて、待ち時間が一年、2年とかになってます。

無料も考えものですね。。。

体外受精が始まっても、日本みたいに看護師さんが丁寧に話を聞いてくれたり、医者が説明してくれたりはないです。

本間に治療を受けるだけです。

治療方法も患者が選べないです。

ホルモン注射も有無を言わさず自己注射です。混合方法も中々複雑です。

私は仕事上慣れてるし、わからないことも少なかったし、注射も自己注射の経験はなかったにしても、注射には慣れてるし、ありがたいことに一回で妊娠できたので、特に困ることはなかったですが、何回も治療しないといけなかったり、自己注射が厳しい人とかには、厳しい環境だなぁと思いました。

本当に日本のケアは素晴らしい!!って改めて思いました。。

病気とか治療のほかにも精神的なケアとか家族のことまで考えるもんね日本。

なので、もし日本人で治療が必要で、結婚してて、配偶者間で精子と卵子と子宮があるなら、日本の治療がいいと思います。

ケベックだと、今やと治療開始まで2-3年かかる。不妊治療は年齢との闘いなのに!!

本当に安かろう悪かろうという感じ。。まぁ安くもないけど。

ただ日本はよくわからん倫理を掲げてきたりもするので、そのカップルカップルの問題によりますね。